【徹底解説】ロブロックスでプログラミングが学べるって本当?メリットとデメリットを紹介!

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皆さんは「ロブロックス(Roblox)」という言葉をを聞いたことはありますか?
ロブロックスは子どもに人気のオンラインゲームですが、その一方で、プログラミング教室でも教材として使用されているんです。

プログラミング学習にロブロックスを取り入れると、どんな効果があるの?

そこで今回は、「ロブロックス(Roblox)」について分かりやすく解説します。

この記事で分かること
  • ロブロックスの特徴
  • なぜロブロックスでプログラミング学習ができるのか
  • ロブロックスを教材として使用するメリットとデメリット

ロブロックス(Roblox)とは|ゲーム版Youtube!

引用:Punch Wall Simulator

ロブロックスは、オンラインゲームのプラットフォームです。
プラットフォームとは、ゲームをプレイする空間のことで、サイトにアクセスすると、色々な種類のゲームが遊べるイメージです。

一部のファンには「ゲーム版Youtube」と言われていますが、個人的にはこの表現がとても分かりやすいと思います。
なぜなら、さまざまなユーザーが作った作品をプレイすることができ、製作者はアイテム課金などで収入を得ることもできるからです。

ロブロックスの特徴

ロブロックスの特徴としては、こちらの4つが挙げられます。

ロブロックスの特徴
  • 世界中にプレイヤーがいる
  • 無料でプレイできる
  • 多くの作品がある
  • 誰でも作品を投稿できる

それぞれ詳しく見てみましょう。

世界中にプレイヤーがいる

ロブロックスは、世界中にプレイヤーがいます

ロブロックスは、アメリカやブラジル、アジア圏などでプレイ人口が多いと言われています。
しかし日本人のプレイヤーが増えたのはここ数年のことで、日本人のYouTuberがプレイたことや、コロナ下でゲーム需要が増加したことなどをきっかけに知名度が上がりました。
ロブロックスによると、ユーザーは世界的に増加傾向で、2023年1月現在で1日平均6500万人ものがプレイしています。

無料でプレイできる

ロブロックスは無料でプレイすることができます。

ただし、ゲームではアイテムなどを買うための仮想通貨であるRobux (ロバックス)というものがあり、購入する際には課金が必要となります。

多くの作品がある

引用:Roblox

ロブロックスでは、多くの作品をプレイすることができます

ロブロックスでは毎日のように新しい作品が投稿されていて、その数は5000万本ともいわれています。
ジャンルもアクション、パズル、スポーツなどさまざまです。

たくさん種類があったら、自分のお気に入りの作品が見つかるかも!

誰でも作品を投稿できる

引用:プーマ&ザ・ランド・オブ・ゲームズ

ロブロックスでは、誰でも作品を投稿することができます

ロブロックスは、ユーザーが作った作品から成り立っているのですが、その作者は一般ユーザーから大企業までさまざまです。
日本で馴染みのある会社も多く参加しています。

ロブロックスに作品を公開している会社
  • Nike
  • Puma
  • Gucci
  • Spotify など

ロブロックスでプログラミング学習ができるのはなぜ?

おもしろいオンラインゲームっていう感じだけど…これで本当にプログラミング学習ができるの?

引用:Roblox Studio

ロブロックスでプログラミング学習ができる理由は、誰でも作品を制作(プログラミング)することができるからです。
作品を制作するには、「Roblox studio」という無料ののソフトを使用します。

テンプレートを使えば初心者でも作品が作れる

引用:Roblox Studio

いきなり「プログラミング」と聞くと取っつきにくいですが、Roblox studioにはプログラミング言語が分からなくても作れるように、テンプレートが用意されています。
ステージやアイコンなど様々なパーツがあり、簡単なゲームならテンプレートだけでも制作できます。

ビジュアルプログラミングなら初心者でもできそうだね!

慣れたらプログラミング言語を使ってみよう

ある程度操作に慣れてきたら、今度はプログラミング言語を使ってプログラミングします。
細かい動作を指示するには、プログラミング言語が必要となるからです。
ロブロックスでは、「Lua(ルア)」というプログラミング言語を使っています。

Luaとは

1993年に開発されたプログラミング言語。特定の用途に限定されない汎用スクリプト言語に分類され、他の言語に組み込みやすい、動作が速いといった特徴がある。

LuaはJavaScriptやPythonなどど比べると認知度は低いですが、ファイナルファンタジーXIVやドラゴンクエストXなどにも使用されている言語です。

動作が速くて汎用性が高いから、ゲーム業界で人気なんだね。

プログラミング学習で身に付く3つの力

ロブロックスでプログラミングを学ぶことで身に付く力としては、下記のようなものが挙げられます。

プログラミング学習で身に付く力
  • プログラミングする技術
  • プログラミング的思考
  • 創造力 など

プログラミングする技術についてはもちろんですが、その他にもプログラミング的思考や、創造力なども身に付けることができます。

プログラミング的思考とは必要なことを順序立て、効率的に実行できるよう改善していく力のことで、小学校で必修化されたプログラミング教育でも重要視されています。
どの職種においても必要な力と言われているので、プログラミング以外の職種を目指すお子さんにも大切な力です。

プログラミング的思考については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ロブロックスで学習するメリット

ロブロックスを使ってみたくなったけど、メリットやデメリットが気になるなぁ…。

では、具体的にプログラミング教育にロブロックスを取り入れることで、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

ロブロックスで学習するメリット
  • 興味が湧きやすい
  • 他の人の作品を参考にできる
  • 自分の作品を評価してもらえる
  • ビジネスについて学べる
  • 英語を身に付けることができる

興味が湧きやすい

ロブロックスは、ゲームが入り口になっているので子どもの興味が湧きやすいです。

いきなりプログラミングを勉強しよう!となると構えてしまうお子さんも多いと思います。
しかし、ロブロックスはゲームが入り口になっているので、興味を持ってくれることも多いです。
また、自分の好きなことなら継続して学びたいという気持ちも強くなりますよね。

ロブロックスで色々プレイしてみて、こんなゲームを自分も作りたい!と思ってもらえたら学ぶきっかけになるよね。

興味を持つことは学びの入り口!

他の人の作品を参考にできる

ロブロックスでは、他の人の作品を参考にすることができます

ロブロックスは多くのユーザーが作品を公開しているので、「こんな動きを作りたい!」など、プログラミングのヒントを得ることができます。
また、製作者が「コピー可能」と設定している場合は、プログラムをコピーすることも可能です。

著作権の問題があるので、プログラムをコピーする際は製作者に確認しましょう。

自分の作品を評価してもらえる

ロブロックスでは、自分の作品を評価してもらえるため、制作のモチベーションが上がります。

ロブロックスでは、作品を公開するとダウンロード数などで他人に評価されることになります。
作品を見てもらうことで、より良い作品を作ろうというモチベーションに繋がります。

ビジネスについて学べる

ロブロックスでは、ビジネスの仕組みについて学ぶこともできます

ロブロックスでは多くのユーザーが作品を公開していますが、諸外国ではロブロックスの作品だけで生計を立てている人もいます。
自分の作品が評価されると収入を得られる、という仕組みを理解することは、ビジネスについて理解することに繋がります。

英語を身に付けることができる

ロブロックスを使うと、英語を身に付けることができます

ロブロックスはアメリカのユーザーが多く、英語のゲームもあります。
また、ゲーム内のチャット知り合った友達が外国人で、英語を勉強し始めた…という話もよく聞きます。
自ら英語に興味を持ってくれると嬉しいですよね。

ロブロックスで学習するデメリット

ロブロックスで学習するデメリット
  • ゲームで遊ぶことが目的になりやすい
  • 子供向けではない作品もある
  • 子どもが勝手に課金する可能性がある
  • 独学でプログラミングするのは難しい

ゲームで遊ぶことが目的になりやすい

ロブロックスはゲーム要素が強いため、ゲームで遊ぶことが目的になりやすいです。

プログラミング教材としてはとても優秀なロブロックス。一方で、ゲームのプレイに熱中してしまい、ゲームで遊ぶことが目的になってしまう可能性があります。

興味を持つためにプレイすることは悪いことじゃないけど、長時間遊ばないような工夫が必要だね。

子ども向けではない作品もある

引用:Roblox

ロブロックスには、子ども向けではない作品もあるので注意が必要です。

ロブロックスのゲームはユーザーが制作しているため、下記のような作品も見受けられます。

  • 暴力的なコンテンツ
  • 性的なコンテンツ など

このようなコンテンツには年齢制限が設けられていることが多いですが、お子さんがどのようなゲームをプレイしているかは把握しておいたほうがよいでしょう。
また、年齢制限はユーザー設定をしていないとすり抜けてしまうので、最初に確認しておきましょう。

子どもが勝手に課金してしまう可能性がある

引用:Roblox

ロブロックスは、子どもが勝手に課金してしまう可能性があるので注意が必要です。

ロブロックス内の通貨である「ロバックス」は、クレジットカード決済や、スマホアプリであればアプリ内課金で購入できます。

購入できる単位は400ロブロックス~のため、ロブロックスの残高が残っていると子どもでも簡単に課金できてしまいます。
また、パソコンの場合は、クレジットカード情報などをブラウザで記憶していると、勝手に課金してしまう可能性があるので注意が必要です。

ロブロックスをたくさん持たない、パソコンのブラウザ設定を確認するなどの対策が必要だね。

独学でプログラミングするのは難しい

ロブロックスは、独学でプログラミングするのは難しいという人もいます。
その理由は大きく分けて3つあります。

独学でのプログラミングが難しい理由
  • Roblox studioの操作画面が複雑
  • プログラミング言語を理解するのが大変
  • サポートは基本的に英語

Roblox studioの操作画面が複雑

引用:Roblox Studio

ロブロックスを作るためのツールである「Roblox studio」ですが、ダウンロードすると分かる通り操作画面が複雑で分かりにくいです。
私も実際に触ってみましたが、ボタンやタブがたくさんあり、説明なしで操作するのはかなり難しいなと感じました。

プログラミング言語を理解するのが大変

ロブロックスの操作に慣れてくると、もっと凝った動きを作りたいと思うようになります。
しかし、複雑な動きを作るにはプログラミング言語での操作が必要になってきます。
すべて英語なので、初めての人には難易度が高いです。

サポートは基本的に英語

ロブロックスは主にアメリカで使用されているため、サポートは基本的に英語です。
最近は日本語で解説してくれているサイトも増えてきましたが、すべて自分で調べるのは大変かもしれません。

ロブロックスで学習するおすすめの方法

以上のことから、ロブロックスを独学で学習するのはなかなか難易度が高いかもしれません。
初めての方には、以下の方法がオススメです。

  • ネットや書籍を参考にする
  • プログラミング教室で教わる

一番簡単な方法は、ネットで解説しているサイトを参考にすることです。
ホームページのほか、最近はYouTubeなどでも作り方を解説している方がいます。

さらにしっかりと学びたい場合は、ロブロックスの参考書がオススメです。
こちらの2冊は初心者向けで、初めての方でも分かりやすい内容になっています。

しっかり学習したいお子さんには、プログラミング教室もオススメです。
最近では授業の教材としてロブロックスを取り入れているプログラミング教室もあり、代表的なプログラミング教室に「デジタネ」があります。
デジタネについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

プログラミング教室なら先生も詳しく教えてくれるし、分からないところはすぐに聞けるよね。

まとめ

ロブロックスのまとめ
  • ロブロックスとは、世界中で人気のゲームプラットフォーム
  • 誰でも無料で作品を制作・公開できる
  • プレイは無料だが、課金制度に注意
  • プログラミング学習に取り入れると英語が学べるなどのメリットもあるが、初心者には難易度が高い

いかがでしたか?
ロブロックスはプログラミング教材としては難易度が高いかも知れませんが、その面白さから、継続して学習するお子さんも多いです。

また、ロブロックスのプレイ人口は年々増加しており、今後さらに人気が高まるでしょう。

気になった方は、無料でダウンロードできるので、ぜひ実際に触ってみてくださいね。

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